画像品質を向上させるには、画像ごとに異なるアプローチが必要です。S-Spline Max、S-Spline XL、S-Splineは、写真、グラフィック、テキスト等、異なる画像タイプに合わせて調整された標準プリセット以外に、プリセットを手動で詳細に設定出来る様に微調整用のツールを用意しています。
フィルムグレン設定は繊細なフィルムグレンを画像に加え、より自然なイメージに仕上げることができます。一般的には、フィルムグレン設定を10 から30の値に設定することで最良の結果が期待できます。
アーティファクト低減設定は、JPEG圧縮アーティファクト、ノイズ、および入力イメージ内に存在する歪みを低減します。 アーティファクトは、画像拡大後、品質が低下している場合に使用して下さい。(通常は設定を”0”) 一般的な設定は10~30に設定するとよいでしょう。 ヘビーなアーティファクトがある場合は、”100”で試して下さい。
シャープネス設定は画像全体の鮮明さに影響します。一般的にはシャープネス設定を75から100の高い値にすることで最良の結果が期待できます。ただし、画像にノイズがある場合やJPEGで加工された場合はこれに当てはまりません。下記の「問題解決」を参照して下さい。
微細加工設定では、フィルム粒子を画像に加え、画像の不自然さを減らし、より自然で本物に近い様な質感を与えます。一般的には10から25の値が理想的ですが、例えば、多くの詳細データを含む写真(森の中で撮影された空間的広がりのある画像)によってはより高い値の方が良い結果が得られます。なお、例外的に10以下の値が良い場合もあります。
エッジ強調設定ではエッジの鮮明さ(ハイカラーコントラスト)を強調します。グラフィック画像やテキストにはエッジ強調値を75以上にすると良い結果が得られます。写真に対しては、一般的に低い値(0から50)の方が良い結果が出ますが、対象物が散在するような写真の場合、高い値(50以上)の方が良い結果が出る場合があります。
ディテール強調設定ではエッジの柔らかさ(ローカラーコントラスト)を強調します。この値を上げることで、薄いまたはぼんやりとした質感が強調されます。一般的には0から60が理想的な値です。例外はありますが、通常は値が高すぎると不自然さを増すことになります。
強度は、シャープの強さを設定できます。
半径は、指定ピクセル周囲の領域を設定できます。
入力された画像にJPEG圧縮アーティファクト、ノイズが見られる場合、画像拡大の品質低下を招きます。 ※この様な画像は、主にインターネットにアップロードされている再圧縮されたイメージに見られます この様な画像の場合、S-Spline Max プリセットの「ライト:JPEGアーティファクト」をお試し下さい。 それでも品質が改善しない場合は、「ミディアム:JPEGアーティファクト」、「ヘビー:JPEGアーティファクト」をお試し下さい。
拡大の結果、出力画像の質感が”プラスティックっぽい”イメージになる場合は、以下の設定を参考にして下さい。